輪島をタダ通り過ぎるのはもったいない。輪島塗には手が出なくてもせめて朝市は覗きたい、と浜に近い大通りに向かった。「時国家」にたどり着く直前の話。(平成24年12月28日)
曽々木方面から見た輪島市街 |
沖合に見える七ツ島 さらに沖に海女漁の舳倉島 |
輪島には以前来たことがある。ずいぶん昔。いつだったか、思い出せない。30年前だったか、40年前だったか・・・。大した違いはないから考えるのをやめた。記憶の糸をあまり強くたぐり寄せると、余計な記憶までしゃしゃり出てくることがあるので、いい加減に止めたほうがいい。
輪島港に近い朝市通り |
ここまで異質だと見ているうちに・・・ワルクない |
きょうはもう店じまい |
街の雰囲気は変わらないが、道路や家並みがこざっぱりとしたように感じた。朝市も変わらない。前を通ると声をかけてくるが、以前もこんなに元気だったろうか。今、どこへ行っても店が直接声をかけることが少ないように思うけど、どうだろう?この積極性がかえって新鮮だった。
ひときわ声の大きなおばちゃんの干物の店にひやかしで立ち止まってみた。
「もうすぐ店閉めるからおまけだよ」と、カワハギ、サバ、フグ、もうひとつ知らない魚を全部で12匹ほどザルに入れて、「千円」。イシルの干物だった。イシルは能登の味で人気も高い。土産に買おうか?オマケの量に負けた。
おばちゃんに「きょうすぐ食べませんが・・・。」と言ったら、しっかり氷を詰めてパックしてくれて、「残りは冷凍しておけるよ。」 とアドバイス。
サバ、イカで造った自家製イシルも販売 |
家に帰って食べたら、これがウマイ!おばちゃんに電話してもっと郵送してもらおうか、と思案中。伝統の朝市、といっても今は観光半分。手ごろなお土産に、と軽く考えたのは浅はかだった。クセになりそう、といっても輪島は遠い!
この朝市、ほぼ女性が店番をしている。しかも年配の人が多い。気温は0度ちかいというのに、冬場は閉める、というわけには・・・行かない、よね?
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