2012年9月29日土曜日

用水の流れる街

   

水が流れていると心が落ち着きませんか。私は好きです。





   多摩の日野市には街の真ん中を用水が走っています。水かさも多く、流れは速い。以前に来た時は魚も見えました。






   昔はもっと幅が広かったそうです。一段と整備された用水に沿って一世代前の写真がパネルで表示してあります。














   

   北条氏照がこの地域を治める滝山城主(現八王子市)だった永禄10年(1567年)、田に十分な水を確保するため近くの多摩川から水を引きました。美濃から来た斎藤隼人に掘らせた用水が、440年後の今も流れています。その時氏照公は工事に罪人を使ったそうです。


   氏照はやがて八王子城に移りますが、天正18年(1590年)秀吉の小田原城攻めの時、兄の氏政とともに腹を切らされた武将ですが、詳細は不明が点が多い。その氏照が手掛けた土木工事が、今も目に見える形で土地の生活に役に立っているとは、嬉しいですね。


   氏照がずっと身近な人物に感じられてきました。息を吹き込まれた文楽人形のようです。





 これは今の甲州街道ですが、この道に沿って幕末まで宿場がありました。

   かつての面影はすっかり消えてしまいましたが、下佐藤家の本陣で当時の姿を忍ぶことができます。


   戦国の世から変わらず流れ続ける日野用水はこの本陣の後ろ側にあたります。

0 件のコメント:

コメントを投稿